プライバシーガラスデザイン
カラーが生みだす表現力

プライバシーガラスとは?

プライバシーガラスは可視光線の透過率を低下することで、外部から車内への視線を遮ってプライバシーを保護し、車内に置いてあるものを隠すことで盗難防止にも役立ちます。

また、外光まぶしさを低減し紫外線もカット、さらに暑い日差しを遮ることで車内の温度上昇を抑え車内の快適性を向上するほか、エアコンの消費電力節約効果が期待できます。

単板のプライバシーガラスと比較し、S-LEC™遮音中間膜を使用した合わせガラスは、後部座席の遮音性を向上しプライバシーと快適性を両立したラグジュアリーな車内空間を演出します。

プライバシーガラスの課題

昨今、標準装備として定着しつつあるプライバシーガラスには、多種多様なものが存在し、その色合いもガラスメーカーやグレードによって少しずつ異なります。また、ガラスの厚みによって透過率が変わるため、厚みがあれば色が濃くなる、薄ければ薄くなるなど、色の濃さに違いが生まれます。

1台のクルマで使用されているプライバシーガラスでも、リアドアガラス、リアクォーターガラス、リアガラスによって、それぞれ供給するガラスメーカーが異なることは珍しくありません。

異なるタイプや厚みのプライバシーガラスを隣り合わせで搭載した場合、車内から外の風景を見る際、その色目が異なり、不自然なカラーマッチングが発生することがあります。

プライバシーガラスデザイン

世界には様々なタイプのプライバシーガラスが存在します。クルマのコンセプト・設計によって、ガラス部位に応じて合わせガラス、単板の強化ガラスが併用されることがあります。例えば、リヤドアガラスにグレーカラーのS-LEC™遮音中間膜を使用した合わせガラス、リアクォーターガラスは単板のプライバシーガラスを搭載されるなどです。

積水化学は、S-LEC™遮音中間膜に異なる色目の4種類のグレーカラー、70xx、79xx、80xx、82xxシリーズをラインナップしており、隣り合うリアドアガラス、リアクォーターガラス、リアガラスでガラスメーカーやガラスの種類、ガラス厚みが異なってもそれぞれのガラスにマッチする最適なグレーカラーを選択していただくことで1台で統一感のあるカラーを実現できます。

プライバシーを保護しながらも、ヘイズ(曇り度)が低いため、クリアな視界を確保でき、高い遮音機能によって車内の静粛性を向上して高級感のある車内空間を実現します。

カラーガラスコレクション

積水化学は、豊富なプライバシーカラーバリエーションを取りそろえております。デザイナーやエンジニアの可能性や選択肢を広げるカラーデザインをぜひご覧ください。

カラーガラスコレクションを通じて、実際のグレーシリーズをご覧いただけます。S-LEC™フィルムを使用した自動車用プライバシー合わせガラスの搭載について検討してください。