近赤外線の影響とその対策
健康で快適なドライビング

紫外線(UV)と近赤外線(NIR)の影響

太陽の光に含まれる紫外線(UV)は、波長が長い順にUV-A・ UV-B・ UV-Cの3つに分類されます。UV-Cは地上に到達する前にオゾン層に吸収されますが、UV-A・UV-Bは地上に降り注ぎ、肌の黒化やシワ・たるみなどの「光老化」などの原因につながります。

光老化の原因の多くは紫外線といわれていますが、近年の研究から、近赤外線(NIR)も光老化に関与していることがわかってきました。近赤外線は、太陽光の約50%を占め、肌をジリジリと刺激して熱作用により体温上昇を引き起こします。UV-Aや近赤外線を浴び続けると、コラーゲンやエラスチンが変成して本来の機能を失い、皮下組織の支えも弱くなるため、しわ、たるみが生じます。

肌トラブルや、健康を守るためにも紫外線だけでなく、近赤外線対策が重要になっています。

健康と快適性を実現

波長が長いUV-Aは、車内にいても肌の奥深くにまで届き、肌や体の健康に及ぼす影響が大きいといわれています。

積水化学が提供するS-LEC(エスレック)™プレミアムUVブロッキングフィルム UA01を使用した合わせガラスは、通常の合わせガラスと比較して、UV-Aの透過率を0.1%未満に抑えることができ、非常に優れたUV-Aカット性能を発揮します。

遮熱機能のあるS-LEC™遮熱中間膜と組み合わせることで、車内に注ぎ込む紫外線だけでなく、近赤外線も大幅にカットすることができ、健康的で快適性の高い車内空間を実現します。

遮熱性実車評価

S-LEC™遮熱中間膜の遮熱効果は実車評価でも確認されています。

同じモデルのクルマのフロントガラスに、一般的な中間膜とS-LEC™遮熱中間膜をそれぞれ搭載し、同じ条件下で、車内の温度上昇の違いを観測・比較評価したところ、温度差は最大7℃と、高い遮熱性能を確認できました。

普及が進むEVにおいては、クルマに入り込む熱を効果的に遮ることで、エアコンで消費する電力を走行に回すことができ、走行距離をのばすことに貢献します。

実車評価結果の詳細についてぜひお問合せください。

遮熱体感比較調査

S-LEC™遮熱中間膜は、日差しによる温度上昇を軽減し、暑い日も車内を快適に保ちます。

526名を対象に実施した、人工太陽光を使用し、一般的な合わせガラスとS-LEC™遮熱中間膜を使用した合わせガラス越しに手をかざして遮熱体感を比較評価した調査では、94%の人がS-LEC™遮熱中間膜の効果を実感しました。

S-LEC™遮熱中間膜は、車内空間の快適性はもちろんのこと、消費者も認める優れた遮熱性により、エアコンの負荷を軽減し、電費向上や二酸化炭素の排出低減にも貢献します。

UV+NIRカットの自動車ガラスへの適用

強い日差しから肌を守り、より快適なドライビングをかなえるために、UVカットや遮熱性能を併せ持つ合わせガラスの消費者ニーズは高まっています。

S-LEC™遮熱中間膜の遮熱性は実車評価や体感調査でも確認されています。S-LEC™プレミアムUVブロッキングフィルムUA01のUV-Aカット機能と組み合わせることで、健康や快適性を求める消費者へ、より高い価値を提供します。

自動車メーカーは、このS-LEC™遮熱中間膜を各自動車モデルに採用し、UVカット、IRカットを追加オプションとしてラインナップすることで、消費者がそれらを選択する機会を創出し、ビジネスの拡大や新たな利益を提案します。

遮熱デモ機体感

S-LEC™遮熱中間膜と一般的な自動車ガラスの遮熱効果の違いを実際に体感していただけるデモ機をご用意しております。体感調査にて高い評価をいただいた違いをぜひご体感ください。

お問い合わせ後、積水化学グループ担当者よりご連絡差し上げます。詳細については、お気軽にお問合せください。